浪曲親友協会所属の浪曲師、真山誠太郎師(本名=田口徳二)が7月1日、午前5時12分に肺がんのため兵庫県の病院で死去されました。満77歳でした。故人の遺志により、葬儀は近親者のみで執り行われました。
誠太郎師は1945年7月21日生まれ、岡山県笹岡市出身。1993年6月、演歌浪曲の生みの親である初代真山一郎に入門して「日出男」。翌94年に「誠太郎」。誠太郎師も演歌浪曲一筋で、「刃傷松の廊下」「日本の母」「ああヒロシマ」「冥途の早駕籠」などを演じておられました。大阪府知事表彰芸術文化功労者賞受賞。弟子は真山隼人さん。2019年4月の一心寺門前浪曲寄席が最後の舞台となりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
真山誠太郎師(提供写真)