近年は一門会などを意欲的に手掛けてきた林家そめすけが、9月に神戸新開地・喜楽館、10月に天満天神繁昌亭の2か所で企画したのが「特染落語会」だ。多くのプロデュース公演を開催している笑福亭たまのサポートを受け、中堅やベテラン勢が前に出て、若手の落語家がトリをつとめる形で、漫才やマジックなども交え、バラエティに富んだ番組構成にした。また、師匠・四代目林家染丸が育てたお囃子の弟子の三味線方が二丁三味線で会を盛り上げる。そめすけは全公演に出演。「若い時にやったネタなど、初心に返って今一度、個人的に勉強したい」と語る。また、「流れ的には一つの(落語の)ブームと思っていて。落語もいい意味で変わっていく。若い方で(落語を)染め変えられるんじゃないか」と期待を寄せる。毎公演、現在、療養中の師匠・染丸の秘蔵映像を上映。配信も行われる。
繁昌亭の3公演のオンライン通し券の販売は10月10日の23:59まで。(アーカイブ公開終了は10月15日23:59まで) https://peatix.com/event/3265155/view