2021年9月4日土曜日

「デジタル彦八まつり」開催(9/5)

 上方落語家の文化祭&ファン感謝デーとして毎年秋に開催されている「彦八まつり」がコロナ禍で今年も中止となるため、その代わりとして、昨年に続き、今年も95日に「デジタル彦八まつり」が開催されます。「彦八まつり」は1991年にスタート。昨年が30回の節目でしたが、中止となったため、今回を30回とし、桂福団治さんが実行委員長をつとめます。

 


桂福団治実行委員長と桂あやめ実行委員

今年の「デジタル彦八まつり」は無料のYouTube配信と神戸新開地・喜楽館と天満天神繁昌亭での有観客・有料配信の公演の3本柱で開催されます。YouTube配信では桂小文枝さんが司会を、露の紫さんがアシスタントをつとめます。

 

12時から14時までは「繁昌亭チャンネル」でYouTube配信。オープニングで福団治実行委員長のあいさつが行われ、メニュー紹介などのあと、恒例の神事「扇納祭」、50名ほどの落語家が登場する上方落語協会の歌「エブリデイKAMIGATA RAKUGO(桂三枝作詞、キダ・タロー作曲)」のプロモーションビデオの初公開、彦八まつりの誕生秘話、大道芸などが配信されます。 


14時からは神戸新開地・喜楽館での記念落語会。地車囃子で幕を開け、落語のほか、米沢彦八にあやかった「彦八辻舞台」として、後ろ面などの大道芸や、文福さんによる河内音頭&彦八音頭、米団治さんやあやめさんらによる住よし踊などが披露されます。 


16時半から18時までは再び無料のYouTube配信で、大道芸や視聴者参加なぞかけクイズ、「彦八まつり」名物の五代目桂文枝の焼きうどんvs六代目松鶴㊙うどんのグルメ対決などが行われます。


18時からは天満天神繁昌亭で記念落語会。落語のほか、彦八がたくさん小咄をしていたのにあやかった「小咄30連発」や彦八の波乱万丈の生きざまを描いた小説「天下一の軽口男」を書いた作家の木下昌輝さんを招いたトークも行われます。また、桂福団治さんがトリで新作「彦八の寿命」をネタ下ろしで演じます。


福団治実行委員長は「今回は新しい方法でやりますので、ぜひ。一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします」、実行委員のあやめさんは「画面を通していても、落語家を身近に感じていただけるお祭りになればと思っています」と語った。


 神戸新開地・喜楽館昼席、天満天神繁昌亭夜席の入場料は前売り3000円、当日3500(全席指定)、配信の視聴チケット(アーカイブ付)2000円。

https://kamigatarakugo.jp/hikohachi/