2015年12月14日月曜日

「桂吉弥のお仕事です。Special」スタート!

桂吉弥が不定期に開催している落語会「桂吉弥の
お仕事です。」のスペシャル版として、大阪・ミナミの
島之内教会で1419日まで6日間連続の落語会
「桂吉弥のお仕事です。Special」が開かれる。

吉弥 去年、20周年(記念の独演会)を道頓堀の松竹座で
   やらしてもらって、またサンケイホールブリーゼでも
   独演会を毎年やらせてもらっていますし、今年
   「また大きなとこで」とか、「大々的に」というのも
   考えてたんですけど、21年目で「原点回帰」として
   キャパ200人くらいの所で、連続で何日かできへんかなと
   思って会場を探してたんですよ。

そんな時期に、テレビ番組のレポーターの仕事で取材している途中、
偶然島之内教会を発見した。島之内教会は落語の定席を願っていた
故六代目笑福亭松鶴が上方落語協会の初の定席「島之内寄席」を
1972年に月5日間の開催でスタートさせたメモリアルな場所。
今も「六代目が下足番に立っていた」など数多くのエピソードが
語り継がれている。「島之内寄席」は19742月までここで開催され、
会場を変えながら、現在は大阪・ミナミのトリイホールで
月に1度開かれている。

 吉弥 「あの島之内教会?」と思いました。話には聞くけど、
    入ったことがない。やることが決まってから、何人かの人にも
    「島之内って、あの島之内?」と聞かれました。
    当時の話を聞くと、松鶴師匠がすごく嬉しそうやったとか。
    毎日落語をできるとこがやっとできて、噺家が集って、
    お客さんがいっぱい来て。僕もそういう時代の落語家の
    熱をもう1回感じたいというか…。

全国各地で落語会を開き、ほぼ毎日落語を演じているが、
6日間連続の落語会の主催は吉弥にとって初めての試みだ。
期間中、吉弥は島之内教会の近くの船場界隈が出てくる噺を
中心にネタ下ろしの4席を含め、12席ずつ演じる。
ほかに米朝一門が日替わりで2名ずつ出演する。

 吉弥 僕も44歳。僕らの世代も考えています。40代の落語家が
    ぶちあたるテーマというか。「ウケるか、ウケないか」ではなく、
    「どういうネタを、どういう場所で、どういうお客さんに
    聞いていただくか」。そういう意味で、島之内教会で
      6日間できるのは僕のキャリアにとってはすごくありがたいです。
    昔から「40代で頑張らな」って言われてますし、
    この年齢でもういっぺん自分にムチ入れて。
    自分の会をキャパ200くらいの所でやり続けなあかんなと思います。






「桂吉弥のお仕事です。Special

12/14()18() 開演=19:00
19()     開演=15:00
会場=島之内教会(地下鉄「長堀橋」「心斎橋」)
料金=前2500 当3000 通し券12000
  ※通し券は米朝事務所のみ扱い
問い合わせ=米朝事務所:0663658281