「よせぴっ」2019年5月号(153号)を4月24日に発送しました! 5月号の紙面は「よせぴっ」のオフィシャルブログからダウンロードできます。紙面は近々、アップいたします。ご活用ください。
人気のリレーエッセイ「笑うてABC」は朝日放送プロデューサーの三代澤康司さん、「じゅずつなぎ」は笑福亭大智さんにご登場いただいております。
5月号の読み物では、3月29日に天満天神繁昌亭で開催された「上方落語台本大賞」の授賞式・発表落語会、4月7日に執り行われた「笑福亭松之助を偲ぶ会」のもよう、今年1月にオープンした「落語茶屋あすか」のお知らせほかをご紹介しています。
人気の連載エッセイ「島之内寄席通信」は、桂三風さんが「島之内寄席」の思い出を綴ってくださいました。
桂三風さん
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「上方落語台本大賞」の授賞式・発表落語会
(3/29、天満天神繁昌亭)
上方落語協会が一般に広く公募し、昨年12月に発表された「第2回上方落語台本大賞」の入選作の授賞式と発表落語会が3月29日に開かれました。今回は全国から189編の応募があり、小堀裕之さん(東京都)の「運動会」と小松繁さん(兵庫県西宮市)の「口上屋伝吉」が優秀賞、藤丸紘生さん(兵庫県宝塚市)の「落としもの」と大畠久美子さん(大阪市)の「新しい家族⁉」が佳作、そして北沢佐代子さん(京都市)の「平成場所盗り物語」が審査員特別賞に選ばれました。
前列左から小松繁さん、小堀裕之さん
後列左から智之介(司会)、北沢佐代子さん、藤丸紘生さん、大畠久美子さん、仁智上方落語協会会長
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「笑福亭松之助を偲ぶ会」(4/7、リーガロイヤルホテル大阪)
2月22日に亡くなった笑福亭松之助さんを偲ぶ会が4月7日に開かれました。当日、会場には約200名が参列し、亡き師を偲びました。祭壇には松之助さんが好きだった富士山と笑福亭の紋「五枚笹」がかたどられ、遺影を挟んで反対側には師が好きだった桜が飾られました。
弟子で長男の明石家のんきさん
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今年1月15日にオープンした落語茶屋「あすか」。毎週水曜日と金曜日に開催される「あすか寄席」以外の日は会場の貸し出しを行っています。高座は常設で、定員は約40名。落語や講談、浪曲などの演芸のほか、句会やコンサートなどさまざまな催しに対応しています。会場で打ち上げなどもできます(要相談)。落語会を主催したい人にはアドバイスもしてもらえます。
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<BOOK>
「柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記」
(柳家喬太郎著/フィルムアート社/1900円、税別)
東京の人気落語家、柳家喬太郎さんが2017年11月にデンマーク、アイルランド、イギリス、アイスランドを回った落語ツアーの顛末をまとめた道中記。
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「みんなを幸せにする話し方」
(露の団姫著/興山舎/1700円、税別)
落語家であり、天台宗僧侶でもある露の団姫さんが「月刊住職」の別冊に連載しているエッセイの中から35点を一冊にして出版。
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「笑福亭松朝の上方演芸百年噺」
(四代目桂文我著/燃焼社/1500円、税別)
戦前、四代目桂米団治に落語を習い、戦後、五代目笑福亭松鶴に弟子入りした阪本俊夫(元・笑福亭松朝)さんが昨年4月から13回にわたって桂文我さんに語った上方演芸界の話などをまとめた貴重な1冊。
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