2018年1月20日土曜日

「新進落語家競演会」新人賞は咲之輔さん

 上方落語協会と産経新聞社が主催する若手のコンクール「新進落語家競演会」が119日に天満天神繁昌亭の夜席で開催されました。このコンクールは平成8年から毎年開催され、今回で23回目。上方落語協会から推薦された入門10年前後の落語家で、上方落語協会が主催する月例の落語会「島之内寄席」に出演した人が対象となります。

 今回は桂そうばさん、桂ぽんぽ娘さん、桂福丸さん、桂咲之輔さん、笑福亭智六さん、笑福亭呂好さん、露の眞さん、月亭八斗さんの8名が出演。ワッハ上方元館長の伊東雄三さん、演劇評論家の河内厚郎さん、産経新聞社文化部編集委員の豊田昌継さん、大阪大学教授の橋爪節也さん、関西テレビ局の水戸徹さんが審査をつとめました。


左から智六、福丸、呂好、ぽんぽ娘、眞、そうば、咲之輔、八斗


 審査の結果、「手水廻し」を演じた桂咲之輔さんが新人賞を、「風呂敷」を演じた桂福丸さんが奨励賞を受賞しました。また、今年は9年ぶりに審査員特別賞が設けられ、「蛸芝居」を口演した露の眞さんが受賞しました。


左から福丸さん、咲之輔さん、眞さん



智六「普請ほめ」/福丸「風呂敷」/呂好「代書」/ぽんぽ娘「赤ちゃん談義」/眞「蛸芝居」/中入り/そうば「あわての使者」/咲之輔「手水廻し」/八斗「野ざらし」(出演順)
☆審査の間、第1回の新人賞受賞者でこの日の司会をつとめた月亭文都さんが「鶴飛脚」を口演しました。