2024年4月14日日曜日

<お詫び>「天満天神繁昌亭GW特別興行」

「よせぴっ」4月号の10ページに掲載しております

 天満天神繁昌亭のGW特別興行の入場料が間違っておりました。

「一般-3000 当3500 身障者・高・大2800、小・中2000

となっておりますが、正しくは

「一般-3500 当4000 身障者・高・大3300、小・中3000

です。申し訳ありませんでした。

 

https://www.hanjotei.jp/

 

2024年4月13日土曜日

「染二・染吉二人会」(4/14)

今年9月に芸歴40年を迎える林家染二と弟弟子で芸歴13年の林家染吉が初めて天満天神繁昌亭で二人会を開く。「染吉」は染二の前名で、新旧の「染吉」がそれぞれ長講を演じて持ち味と実力を見せる。

染吉が落語家になったきっかけは染二だった。名古屋の南山大学の落研に入ってから落語を始めた染吉は、お寺で開かれていた月例の落語会で見た師匠・四代目林家染丸の落語に魅了され、学園祭に招いた。「学祭の落語会で前座に出たんですけど、ぜんぜんうけなかった。染二兄さんだけ笑ってくれて嬉しかったです」と染吉。続いて出た染二はパワフルな「手水廻し」で爆笑を取り、師匠の染丸は「寝床」を粋に演じて大爆笑だった。「すごいなと思いました。その時に、染二兄さんからプロにと声をかけられたんです」。そのあと、NHKの「笑いがいちばん」の番組で、後に兄弟子になる林家花丸の「時うどん」を見た。プロの落語家になりたいと思っていた染吉は「染二兄さんを育てたのも、花丸兄さんを育てたのも染丸師匠」と思い、入門を決意した。

芸名は染二の前名の「染吉」。兄弟子の名を継ぐのは珍しい。染二は「師匠から『染吉』の名をつけるけど、いいかと聞かれました。うちはアットホームだったんで、彼も食らいついていけたのではないでしょうか。師匠は弟子の個性を見ながら教えていました。彼はかなりきっちり教えてもらったんじゃないでしょうか」と語る。

 そして今回、染丸一門の筆頭弟子の染二が芸歴で23年後輩の弟弟子との二人会を開催する。「彼は珍しいネタ、大ネタなどを一生懸命にやっています。彼のよさをもっと前へ出すきっかけになれば」という考えに、「林家の後進を育て、鍛えたい」という思いが加わった染二の企画だ。今回、染吉は人間国宝の桂米朝が現代に蘇らせた大ネタの「地獄八景亡者戯」を初演する。染二は「うちの一門でやるのは染丸、染二、染左で、4人目。彼は現代的なセンスもある。自分なりのギャグを入れて50分程度でと言っています」と語り、アドバイスをして支える。

 染二は人情噺の「子別れ」。この噺は「上」「中」「下」の3部構成で、現在は「下」のみが演じられることが多いが、今回は「通し」で口演する。「上」「中」は東京の柳家権太楼から、「下」は師匠の染丸から習った東西融合の形に、染二ならではの細かい演出を加えたオリジナル版で臨む。「コロナ禍を経て、初めての通し口演です。家族の背景をていねいに描いていくと、家族が戻るところがより際立っていくのではないかと思います。これからの10年は私も60代。どこまでやれるのか。体調管理も大事です」と気合を入れる。

  一つの会で、兄弟弟子が長講二席を演じる前代未聞のバトルが幕を開ける。世代交代や後進の将来を見据えた今回の企画を「これから年に一度は続けていきたいです」(染二)

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染二・染吉二人会

4/14() 開演=18:00

料金=3000(全指)

◆天満天神繁昌亭

●〈オープニングトーク〉染二&染吉/染吉「地獄八景亡者戯」/

染二「子別れ~上・中・下」(出演順)

問い合わせ=SOMEJI:06-7850-8848


2024年4月11日木曜日

24.4月追加便(4/11)

紙面に掲載されていない新規・追加開催の会と追加、変更のご案内です。追加でお知らせしている会でも、急遽中止や延期になったり、代演、完売の可能性があります。お運びの際は必ず事前にご確認ください。416日以降の会が新規掲載分です。

4/12()

笑福亭鉄瓶らくご」 

開演=14:00

料金=2000 前2500 

会場=円頓寺レピリエ(地下鉄「国際センター」)

名古屋市西区那古野1-18-2

出演=鉄瓶(二席) ☆鉄瓶噺あり!

問い合わせ=事務局: teppei_yoyaku@yahoo.co.jp

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4/16()

光蓮寺寄席三匹の子鹿 

開演=19:00

料金=1500 当1800 

会場=浄土真宗 光蓮寺法務所(JR・南海「新今宮」)

(大阪市浪速区戎本町2-9-2

出演=白鹿/鹿えもん/雪鹿

※前半は3人の落語、後半は雪鹿の漫談、白鹿&鹿えもんの漫才!

問い合わせ=事務局: hyotaro59420@docomo.ne.jp

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4/20() 

第7回 築港高野山みなと浪曲寄席

開演=13:00

料金=一般2000 学生1000 障がい者手帳持参1500

会場=築港高野山釈迦院(メトロ「大阪港」⑥)

(大阪市港区築港1丁目13-3

http://www.cwo.zaq.ne.jp/kanko/access.html

出演=天中軒雲月/天光軒新月/天中軒かおり

    曲師=虹友美

問い合わせ=浪曲親友協会: 06-6467-4955

https://www.rokyokushinyu.org/

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4/21()

11回 住吉大社浪曲寄席

開演=14:00

料金=2000 

会場=住吉武道館2F(南海本線「住吉大社」,阪堺「住吉鳥居前」)

(大阪市住吉区住吉2-9-89

http://sumiyoshibudokan.com/

出演=京山幸枝若「尾張大八」/天中軒雲月「男一匹 天野屋利兵衛」/

京山幸乃「寛永御前試合」

    曲師=一風亭初月/虹友美

問い合わせ=住吉大社浪曲寄席事務局: 06-6678-2422

 

あやめファミリーの会

開演=14:00

料金=2000 

会場=恵美寿寄《えびすよせ》 (メトロ「恵美須町」③)

https://map.yahoo.co.jp/v2/place/EXzXL5ke5Hk

出演=あやめ「サカイで1つだけの花」/松旭斎天蝶(手品)/

おとめ「フレンチ寿限無」

問い合わせ=

https://www.katsura-ayame.com/events/event/%e3%81%82%e3%82%84%e3%82%81%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%9f%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%81%ae%e4%bc%9a/

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4/24()

三実・健枝郎・希遊の三ツ星落語会 

開演=19:00

料金=1500 当1800 

会場=猫も杓子も(メトロ・京阪「天満橋」)

https://select-type.com/p/nekoshaku/

出演=三実/健枝郎/希遊

問い合わせ=FANYチケット: 0570-550-100

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4/26()

「瑞姫の浪曲寄席」

開演=14:00

料金=予・前2000 当2300 

会場=SEMBA2プレース

(メトロ「堺筋本町」,船場センタービル2号館B2 )

出演=瑞姫/菊地まどか 曲師=虹友美

問い合わせ=ザシキレコーズ(平日917):043-400-3038

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4/27()

「第458回 上新庄えきまえ寄席 桂八十八の会 

開演=14:00

料金=2000 当2500 

会場=春日神社集会所2F和室(阪急「上新庄」南口)

出演=八十八「船弁慶」「たちぎれ線香」/呂翔/八十助

問い合わせ=事務局: 090-8933-7524

 

3回 怖いもの知らズ

開演=14:00

料金=1500 当1800 

会場=高津宮・高津の富亭(メトロ「谷町九丁目」②)

https://kouzu.or.jp/gaiyou/

出演=雪鹿/小文三

問い合わせ=雪鹿事務所: k.yukishika@icloud.com

 

7回 宝塚中山寺会館浪曲寄席 

開演=18:00

料金=2000 当2500 

会場=宝塚中山寺会館

(阪急「中山観音」北出口,中山寺山門斜め前)

出演=瑞姫 曲師=虹友美

問い合わせ=事務局・宮脇:079-797-0326

takarakizuna@yahoo.co.jp

 

「貴重映像とトークで楽しむ『上方講談の世界』

 ~三代目南陵を中心に~

開演=18:30

料金=2000 当2500 

会場=恵美寿寄《えびすよせ》(メトロ「恵美須町」③)

https://map.yahoo.co.jp/v2/place/EXzXL5ke5Hk

出演=南鱗/南華/南海/南湖/一海

☆座談会&大上映会あり!

問い合わせ=なみはや講談協会: ikkai0908@gmail.com

  

「おたび寄席」(4/28)開演時間変更のお知らせ

大阪・堺市で開催されている「おたび寄席」は毎回12時と13時半開演の2部構成でしたが、4月から1330分のみの開催となりました。ご了承ください。

 580回 おたび寄席

4/28() 

開演=13:30

料金=2000 

会場=開口神社(阪堺「大小路」,南海「堺」)

出演=南和「鼓ヶ滝」/喬路「延陽伯」/呂翔「餅屋問答」/

   南照「井戸の茶碗」/枝女太「猿後家」 

問い合わせ=大阪講談協会:090-2387-5081

https://www.osaka-kodankyoukai.com/

2024年4月7日日曜日

「露の紫15周年独演会」(4/7、4/19)

上方落語屈指の大ネタ「百年目」。「憧れの『百年目』をやりたい」、「さまざまな男性を演じる力を身につけたい」という思いから、露の紫が企画し、天満天神繁昌亭で続けてきた研鑽落語会「とりどり男紫(danshi)」。毎回ゲストを招き、紫はその日のテーマに沿った多彩な男性が登場する落語を2席ずつ口演する形で、20216月から202311月までに9回開催。「試し酒」や「稽古屋」などこの会のために稽古をつけてもらったネタも含めて18席の噺を演じてきた。「お酒のネタはできへんやろなと思っていましたけど、『試し酒』は合っていたと思います。『アホ』も苦手やったんですけど、『とりどり男紫』をやっていくうちに、『アホ』の見せ方はちょっと習得したのかなというのがあります。うけ方が変わってきたというのもありますし、楽しくなってきました。自分に合うのはどれかに出会えたし、自分の中で線を越えて見せられるようになったと感じます」と言う。

元々、MCやリポーターの仕事をしていた紫は話術の勉強のために、天満天神繁昌亭で開かれていた「落語家入門講座」を受講。修了後に福井県小浜市で開催されている女性落語家のためのコンクール「ちりとてちん杯 ふくい女性落語大会」に挑み、「初代女王」となった。優勝翌月の200810月に露の都に入門。これまで繁昌亭の「輝き賞」などを受賞してきた。だが、入門10年の頃は、「女性が演じる落語」について悩んでいた。「当時は男も女もないって言いながら、意識していたのは自分で。とらわれ過ぎていたと思います」と語る。

そして5年。15周年の独演会で、「男強化」のために重ねてきた研鑽の集大成として、ついに念願の「百年目」に挑む。船場の商家を舞台にした「百年目」は大旦那から丁稚、幇間や芸者など多くの登場人物の演じ分けなど技量が求められ、人間国宝の桂米朝も「一番難しい噺」と位置付けていた。「『百年目』って憧れなんですよね、私にとって。時代がどんなに巡ろうが、こんな世界があるっていいなって。私は登場人物にそれぞれモデルを決めて演じています。大番頭は大泉洋さん、親旦さんは橋爪功さん。定吉は笑福亭呂翔くんにしました() ほかに染八くんとか愛染くんとか。聞いていただいたら、そのモデルが浮かぶかもしれません()

当日、紫は「百年目」のほかにもう一席を演じる。「『とりどり男紫』をやって思ったのは、女の人をやるのが自然で楽しい(笑)。男性だけでなく、女の人もパワーアップしていますし、もう一席は女の人が出てくるお噺にしたいです」。そして、大阪公演のゲストは東西随一の華を持つ桂米団治、東京公演は「男はつらいよ」の浪曲化を行っている玉川太福が登場する。

 15年を振り返って、「ようやく、お客さんと落語でもキャッチボールができるようになったかなと感じます。ただ、ネタをやるんじゃなくて、今日のお客さまはどのネタがお好みかなとか、こんな持っていき方したらどうかなとか。やりなれたネタもゴールじゃない。生き物だと言うことを感じます」と紫。これからは「『紫の男の登場人物は格好いいね』と言われたいですし、女の人ももっとパワーアップしたい。『紫はこれ!』というのを模索しないといけないと思っています」

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露の紫15周年独演会~とりどり紫~ 

〈大阪公演〉

4/7() 開演=14:00

料金=前-一般3500 25歳以下(要証明書)2000(全指)

◆近鉄アート館(JR・メトロ「天王寺」、近鉄「大阪阿部野橋」,

あべのハルカス近鉄本店ウイング館8F)

https://kintetsuartkan.jp/map/index.html

●紫「百年目」他一席&祝儀舞/三実

 ゲスト=米団治

 ☆物販があります!

問い合わせ=近鉄アート館:06-6622-8802

さかいひろこworks:06-6155-5561

https://sakaihirokoworks.net/

 

<東京公演>

4/19() 開演=19:00

料金=前-一般3500 25歳以下(要証明書)2000

   当-500

◆日暮里サニーホールコンサートサロン

 (各線「日暮里」、アートホテル日暮里ラングウッド4F)

https://www.sunny-move.jp/sunny/download/pdf/04_06sunny_map.pdf

●紫「百年目」他/春風亭かけ橋

ゲスト=玉川太福 「男はつらいよ第17作・寅次郎夕焼け小焼け」

問い合わせ=さかいひろこworks:06-6155-5561

https://sakaihirokoworks.net/

 


2024年4月3日水曜日

24.4月追加便(~4月12日)

紙面に掲載されていない新規・追加開催の会と追加、変更のご案内です。追加でお知らせしている会でも、急遽中止や延期になったり、代演、完売の可能性があります。お運びの際は必ず事前にご確認ください。

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4/7()

1回 宝塚きづな亭落語会イン武庫川 

開演=14:00

料金=1500 当1800 

会場=武庫川KCスタジオ(尼崎市太庄西町2-2-24

出演=雪鹿

問い合わせ=事務局・宮脇: takarakizuna@yahoo.co.jp

 

「露の新治 旭座独演会」

開演=14:00

料金=大人-2000 当2500 大学生以下1000

会場=まちの駅・旭座

(小浜市白髭111-1

https://www.obama-machinoeki.net/

出演=/新幸/りょうば/てれすこボーイズ(音曲漫才)

問い合わせ=メガネの正視堂(9時~19):0770-53-0878

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4/12()

笑福亭鉄瓶らくご」 

開演=14:00

料金=2000 前2500 

会場=円頓寺レピリエ(地下鉄「国際センター」)

名古屋市西区那古野1-18-2

出演=鉄瓶(二席) ☆鉄瓶噺あり!

問い合わせ=事務局: teppei_yoyaku@yahoo.co.jp


 

2024年3月23日土曜日

文楽劇場で彩りの違う3公演を開催(3/24)

桂文我が大阪の国立文楽劇場で324日に開催される2公演を主催、1公演に出演する。 

午前11時からは文我が長年取り組んでいる「おやこ寄席」の特別版「えほん・落語・まつり」。文我は「おやこ寄席」を三重県四日市市にある子どもの本専門店「メリーゴーランド」で1992年から開催。30年以上続く会には「おやこ会」に親しみ、大人になった人たちの子どもたちが楽しむようになったという。この日は文我と米平の落語や解説のほか、「おやこ寄席」の発案者で「メリーゴーランド」の店主・増田喜昭さんや絵本作家の飯野和好さん、長谷川義史さんも出演。会場ロビーでは絵本のサイン会なども行われる。

午後2時半からは「桂文我独演会」。今年はテーマを「長崎」に設定し、長崎に因んだ落語を並べた。文我が演じる「長崎の赤飯(こわめし)」は元々上方の噺で、六代目三遊亭円生が得意とした珍しい一席。文我は前半とオチをつけて加筆復元し、上方版として復活させた。長崎と大坂を舞台に、予想外の展開をみせる長編の人情噺を上下に分けて口演。露の眞も「長崎」がキーワードとなる「チリトテチン」を、そして特別ゲストの新内枝幸太夫は新内の名作と長崎の唄を披露する。

午後6時からは、大阪・上新庄の老舗落語会「上新庄えきまえ寄席」の40周年記念落語会」が開催される。この会は大阪市東淀川区にあった会社の労働組合が発案し、19843月からスタートした。当時、桂雀司を名乗っていた文我も初回から出演。その後、文我と桂枝三郎(当時は桂三太)2人会形式を経て、現在のメンバーは桂文我、桂梅団治、桂米平、桂三歩、桂三象、月亭文都、桂八十八、桂まん我、桂雀五郎、桂三幸の10名だ。このメンバー全員が出演する会も含め、月例の会を交代で担当して開催している。当初から世話役として奮闘してきた尾崎幸雄さん、美代さん夫妻や春日神社など多くの人が長年、この会を支えてきた。文我は改めて「20代でこの落語会に来ていた人が60代になって、孫を連れてこられる。お客さんやこの地域に育てられています。(落語家も)このメンバーでよかった。お客さんも含め、支えてくださる方のおかげと全員が思っている」と深い感謝を語った。記念会では落語や踊りのほか、メンバー全員が並ぶ記念口上も行われる。感謝の思いを込めて、通常と同じ料金で開催する。

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3/24() 

ともに会場=国立文楽劇場(メトロ・近鉄「日本橋」)

https://www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html

 

「えほん・落語・まつり

~桂文我の「おやこ寄席」スペシャルin文楽劇場~」

開演=11:00

料金=前-小学生2000 中学生以上3000 当-1000(全指)

●文我「おしりつねり」他一席/米平「つる」/飯野和好/長谷川義史/増田喜昭 

「らくごについて」,トークあり!

 

「桂文我独演会」 

開演=14:30

料金=前4000 当5000(全指)

●文我「長崎の赤飯()()」「珍品小噺集+テレスコ」/眞「チリトテチン」 

特別ゲスト=新内枝幸太夫「弁天小僧菊之助~浜松屋の場」+長崎の唄

 

「上新庄えきまえ寄席 四十周年記念落語会」

開演=18:00

料金=前2000 当3000(全指)

●文我/梅団治/米平/三歩/三象/文都/八十八/まん我/雀五郎/三幸

問い合わせ=桂文我事務局: 090-1414-9883