「よせぴっ」2019年12月号(160号)を11月26日に発送しました!
人気のリレーエッセイ「笑うてABC」は朝日放送アナウンサーの桂紗綾さん、「じゅずつなぎ」は旭堂小南陵さんにご登場いただいております。
紙面はオフィシャルブログからダウンロードできます。ご活用ください!
旭堂小南陵さん
12月号の読み物では、上方の若手の古典文化芸能人ユニット「霜乃会」のスピンオフ企画、今年12月に初めて開催される「島之内若手落語家チャンピオンシップ」、来年3月半ばに閉館する大阪ミナミのトリイホールの発表会見、来春、露の団姫さんが兵庫県尼崎市に開山する寺院の発表会見、2019年度の「NHK新人落語大賞」の結果、此花千鳥亭で開催される小南陵さんと南龍さんの連続講談、桂三金さんの訃報ほかをご紹介しています。
人気の連載エッセイ「島之内寄席通信」は、桂九雀さんが「島之内寄席」の12月席について綴ってくださいました。
「島之内若手落語家チャンピオンシップ」
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「講談・落語・茶道で知る堺の達人」
(12/9、天満天神繁昌亭)
今回は「霜乃会」メンバーの旭堂南龍さん、桂紋四郎さん、茶道の松井宗豊さんが共演。
南龍さんは「利休と曾呂利」、紋四郎さんは「茶の湯」ほかを演じます。
左から紋四郎さん、松井宗豊さん、南龍さん
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「島之内若手落語家チャンピオンシップ」
(12/28、錢屋ホール)
「プロの落語家による、プロの落語家のための、プロの落語家のコンクール」と銘打ち、新たに企画されたコンクール。出場資格は平成20年1月以降に入門した落語家で、出場を希望するキャリアが上位の8名。今回は呂好さん、眞さん、三河さん、治門さん、紫さん、和歌ぽんさん、愛染さん、三語さんの8名が挑みます。
前列左から米団治さん、仁智さん、春若さん
後列左から和歌ぽんさん、三河さん、紫さん
(上方落語協会提供)
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トリイホール来春閉館
(11/1に会見)
大阪・ミナミで、文化の拠点のひとつとして親しまれているトリイホールが来年3月半ばに閉館することが発表されました。ホール閉館後はホール代表の鳥居学さんが住職をつとめる「千日山弘昌寺」の本堂となります。また、階下の「千日亭」を拡張し、「トリイホール千日亭」として来年6月頃の開館を予定しています。12月9日から13日までは特別企画「さよならトリイホール」が開かれ、期間中は階下の小劇場「千日亭」で、ゆかりの落語家たちが書いた色紙などが展示されます。
桂米団治さん(左)、鳥居代表
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露の団姫さんが来春に寺院「道心寺(仮称)」を開山
落語家で、天台宗の僧侶の露の団姫さんが、在住する兵庫県尼崎市に来春、寺院「道心寺(仮称)」を開くことを発表しました。現在ある建物を寺に改装し、開山後には月3回程度の「縁日寄席」を開く予定です。
現在、改装に必要な約3000万円の寄進を募っています。問い合わせは道心寺プロジェクト事務局(06-7175-0005)まで。
露の団姫さん
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「NHK新人落語大賞」今年の大賞は華紋さん
東西の若手落語家が競う「令和元年度NHK新人落語大賞」の決勝が10月21日に大阪で行われ、上方の桂華紋さんが大賞に輝きました。
桂華紋さん
「戦力のひとつとして活躍できるよう頑張らなあかんという気持ちです」
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「連続講談 千鳥亭」
(12/21~27、此花千鳥亭)
五代目旭堂小南陵さんと旭堂南龍さんが此花千鳥亭で7日間連続の講談の続き読みの会を開きます。今回、小南陵さんは「妲己のお百」、南龍さんは「一休禅師」を7回に分けて1日一席ずつ読みます。また、今回は今年入門25年を迎えた「平成6年入門組」から桂春蝶さんや桂かい枝さん、桂吉弥さんら7名が日替わりゲストで出演します。
小南陵さん(左)、南龍さん
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《訃報》 桂三金さん(満48歳)
六代桂文枝さんの9番弟子の桂三金(本名・奥野武志)さんが11月9日の午後9時36分に脳幹出血のため、大阪市内の病院で亡くなられました。満48歳でした。三金さんは1971年1月6日、大阪府生まれ。関西大学を卒業後、銀行員を経て、1994年6月に六代文枝(当時は桂三枝)に入門。
古典落語や師匠・文枝の創作落語、自作の「奥野くん」シリーズなど新作落語のほか「ゴスペル落語」や「ダンス落語」など幅広く手掛けておられました。ご冥福をお祈りいたします。
桂三金さん(吉本興業提供)
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※提供記載のない写真は日高美恵が撮影しています。各写真の無断転載はご遠慮ください。